株式会社Mujin(代表取締役CEO:滝野一征、以下Mujin)は、株式会社日立物流様(執行役社長:中谷 康夫様、以下日立物流様)と共に、千葉県の物流センターにて、3台の知能ロボットを稼働させました。本センターは、世界的スポーツシューズメーカー様の日本国内唯一の拠点です。知能ロボットにより、靴の入ったシューズボックスを、店舗別に仕分けを行うシステムへ供給する作業の自動化を実現いたしました。
日立物流様は、3PL(サードパーティロジスティクス)の先駆者として1980年代からサービスを提供され、常に進化の歩みをリードされている企業です。
マスターレスでシューズボックスをピッキング
納品時に、これまで人手で行われていた、外装箱の中に納められていたシューズボックスを一箱ずつ取り出し、仕分け用の小型コンテナに投入する作業を、知能ロボット「MujinRobotピースピッカー」で自動化いたしました。付帯作業である、空の外装箱の処理も同ロボットで担っています。
複数台のロボットを稼働させることで、物流センターの自動化率を向上し、物量の波動を吸収する安定的な労働環境実現に寄与しています。
本自動化を実現した仕組み
1. 高精度なロボット動作制御技術
これまでMujinが培ってきた高精度なロボット制御技術により、シューズボックスのサイズに応じて最適なロボット動作を計算し、隙間の少ない小型コンテナへ衝突を回避しながら配置することを実現いたしました。
2. マスターレス対応
Mujin3Dビジョンの精緻な3次元認識より、事前の商品登録作業を不要とし、マスターレスでの運用を可能にいたしました。
3. 自社設計の特殊ハンド
シューズボックスのピッキングに最適かつ、外装箱の処理も可能にする特殊ハンドを自社設計し、本工程の一連の作業を実現いたしました。
MujinRobotピースピッカーについて
本プロジェクトは、多くの稼働実績を持つMujinRobotピースピッカーを用いて、実現されました。MujinRobotピースピッカーの詳細はこちらをご参照ください。
見学会やオンラインセミナーを開催中
実際に知能ロボットをご覧いただく見学会や、物流・自動化などをテーマにしたオンラインセミナーを開催しております。
詳細・お申し込みは、こちらをご確認ください。
安心して健康に働ける倉庫に
近年、従業員への思いやりや労働基準法・コンプライアンスへの意識が高まりもあり、運搬物の重量制限指針を遵守するために自動化を行う企業が増えています。
従業員が健康に働ける物流倉庫の実現に向けて、Mujinは、MujinRobotの提供を通じて、お客様と「人にやさしい物流倉庫」の実現を推進してまいります。
会社概要
会社名:株式会社Mujin(Mujin, Inc.)
設立:2011年7月
代表取締役CEO:滝野一征
事業内容:産業用知能ロボットコントローラの開発・販売、知能ロボットソリューションの提供
URL:https://mujin.co.jp/
本件に関するお問い合わせ
株式会社Mujin 広報 石原
TEL:03-4577-7596
E-mail:media@mujin.co.jp
住所:〒135-0053 東京都江東区辰巳3-8-5