2021年2月25日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて第2・3回 日本オープンイノベーション大賞の表彰式が開催され、株式会社Mujin CEO 兼 共同創業者の滝野一征が参加いたしました。
Mujinと株式会社安川電機様・三菱電機株式会社様・川崎重工業株式会社様・株式会社不二越様をはじめとするロボットメーカー様との取り組みである「汎用的『知能ロボットコントローラ』の開発」は、昨年発表された第2回において、大賞にあたる「内閣総理大臣賞」を受賞いたしました。コロナウイルスの影響で表彰式が延期となっていたため、今回第3回と合同で開催されました。
内閣府主催の本賞は、オープンイノベーションの取組で、模範となるようなもの、社会インパクトの大きいもの、持続可能性のあるものについて表彰するものです。
今回、ロボット産業全体を底上げして変革しうる社会的インパクトの大きい成果を出したという点で評価いただきました。
受賞スピーチ
第2回受賞者を代表し、滝野が受賞スピーチを承らせていただきました。一部を抜粋してご紹介させていただきます。
「ロボットメーカー様と長く一緒にやってきた取り組みが、このように評価されるということに対して、本当に感慨深いものがございます。
オープンイノベーションの「オープン」は、もともとオープンだった情報をもらってやったのではなく、クローズだったものをオープンにした、ということを意味します。ロボットメーカー様のロボット制御システムは、技術の会社としての、涙と努力と歴史の結晶です。一部でもオープンにするということは、大変な決断であり、ご決断いただいた皆様に大変感謝しております。
オープンイノベーションとして「オープン」にしていただくことは、大変な決断を要するからこそ、オープンしてもらった側が恩返しができなくてはなりません。
お客様が喜んで、さらにオープンしていただいた方々も事業として成功ができる。こういったスキームをいかに私たちが提供できるか。それを忘れずに取り組んでいかなければいけないと思っております。
この素晴らしい日本のロボットメーカー様のロボットを、もっと多くの方々に使っていただき、世界中のロボット市場が広がり、人は倍の仕事ができる・もっとクリエイティブなことができる、それによって世界がもっとよくなっていく。そういった世界に少しでも私たちの会社が貢献できるように、これからも社員一同精進して皆様に恩返しをしていける存在になっていきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。」
審査講評
審査講評として、選考委員会委員の各務様がスピーチされました。その中で、Mujinとロボットメーカー様の取り組みについては、「実際に成果を上げた本格的なオープンイノベーションの事例で、ロボット産業全体を底上げし得る可能性がある」と述べて下さいました。
表彰式の前半には、記念シンポジウムも開催されました。CEO滝野が、第3回内閣総理大臣賞受賞の半熟仮想株式会社の成田様とともに、「受賞取組から見たオープンイノベーション成功の秘訣」というテーマでパネルディスカッションを行いました。
記念シンポジウムや表彰式の様子は、下記よりご覧いただけます。
Youtube: 日本オープンイノベーション大賞 表彰式(第2回、第3回)
0:35:43~ 受賞取組から見たオープンイノベーション成功の秘訣
1:32:42~ 第2回内閣総理大臣賞 汎用的「知能ロボットコントローラ」の開発 表彰
2:39:17~ 第2回内閣総理大臣賞 受賞者スピーチ 滝野 一征
2:51:23~ 選考委員会 審査講評 各務 茂夫 様
受賞を励みに、今後とも社員一同邁進してまいります。